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外構工事は急がないで!
カテゴリ:不動産コラム  / 投稿日付:2025/06/19 10:00

外構設備「エクステリア」とは、建物内の「インテリア」に対して
建物の外側に使用する言葉です。建物以外の設備、例えば門やフェンス、
カーポート、テラスなどをいいます。
外構工事を行うタイミングに決まりはありません。住宅建築を依頼した会社に
外構工事まで施工して貰えば、家の建築費用と外構工事の費用まで含めた
金額で住宅ローンを組むこともできます。

◼︎駐車スペースは住宅建築中に計画する
マイホームを建てる際、当初の予算よりも大幅にオーバーしてしまうことは少なくありません。
外構まで費用が回らず、門やフェンスが作れないまま引っ越すことになる場合もあるでしょう。
暮らし始めるまでに外構工事も完了しているのが一番良いのかもしれませんが、急がなくても良い
のではないかとも思います。
庭は暮らし始めてから徐々に整備していくことができるので、急ぐ必要はありませんが、
駐車スペースは入居前に整備しておかないと、さまざまな不便が考えられます。
土のままになっていると、雨の日に泥だらけになってしまい、自家用車はもちろん
来客の車まで汚してしまうことになります。
そのような失敗をしないよう、駐車スペースの計画は住宅建築中に行うことをおすすめします。
もし、暮らしはじめてから地面に敷く素材を何にするか決めるという場合は、とりあえず
砂利などを敷いておくと良いでしょう。
駐車スペースの地面に敷く素材は、コンクリートの他に、アスファルト、レンガ、枕木などがあります。
費用面ではコンクリートやレンガが思いのほか高額です。レンガは広く敷き詰めるとかなり高額に
なってしまうので、コンクリートにワンポイントといった使い方が良いでしょう。アスファルトは
費用が安くて手入れも楽ですが、施工面積が小さいと割高になってしまうというデメリットがあります。
まずは雨が降っても駐車スペースが泥だらけにならないようにする、外構工事はここからはじめましょう。

◼︎フェンスを構える時は施工会社から隣家に話してもらう
敷地を囲むフェンスは、外から見た時の印象を大きく左右するので、周囲や隣家の状況を見ながら
慎重に作らなければなりません。例えば設計の段階で敷地をブロック塀やフェンスなどで囲むクローズ外構
を計画して、完成してみたら周囲のほとんどがオープンやセミオープンの外構だったという失敗例もあります。
また、高いフェンスをつくってしまって隣家とトラブルになることもあります。
隣家とのトラブルで多いのが、
・日が当たらなくなってしまった、暗くなってしまった
・目隠しになっていない
・我が家のイメージに合わない
などのクレームです。
自分の敷地内だから自由だろうという考え方もありますが、隣家が先にある場合、
施工会社を通じて外構の計画を隣家に伝えておくことが重要です。
こちら側のフェンスがあちら側のリビングの採光に大きな影響を与えてしまうような位置関係であったり、
こちらの庭からあちらのリビングが丸見えになったりする場合、双方が納得するようなフェンスに
した方が暮らしやすくなりますよね。
また、
・境界線内に建てようと思ったら、隣家のものがはみ出している
・同時期に完成していて、相手はフェンスを作る気がない
・隣家と相談したが好みが合わない
・境界杭がなくなっていてどこからフェンスを設置していいかわからない
といったことで隣家ともめることもあります。

マイホームは長く暮らすことが前提なので、ご近所さんとは良い関係を築きたいものです。
隣家と価値観が合うとは限らないので、トラブルになりそうな場合は、まずは施工会社に機能的な面から
話をしてもらうのも良いでしょう。外構工事の際、隣家のものがはみ出しているなど、境界線を
超えている場合は、施工会社や不動産会社に相談して、隣家と話し合いのうえで「覚書」などを交わしておくと
将来のトラブル防止になります。

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