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コンセントの場所・数は早めに考える!
カテゴリ:不動産コラム  / 投稿日付:2025/02/13 10:00

間取りを決める時に、コンセントの数も図面上で提案されます。
その時点での位置や数は、あくまでも一般的な価値観からの提案です。
図面を出されて配線がどこをどのように通って、どこにコンセントがいくつあるかまでしっかり
見るひとは少ないでしょう。設計図の段階で日々の暮らしにあった位置や数を考えておかないと、
あとで慌てて増設をお願いすることになるかもしれません。

・一般論よりも家族のライフスタイルに合わせる
コンセントは、設計の段階で決められれば一番ですが、天井や壁ができる前に電気配線工事を
するので、骨組みの段階で増設するなら手間はかかりません。配線工事が終わって
壁が出来上がってしまってからでは、クロスをはがしたり、壁に穴をあけたりする必要があるので
費用が跳ね上がります。暮らし始めてからコンセントが足りないことに気づくようでは遅いので、
早めに家具の配置を考えて、適切な位置に設置してもらいましょう。

例えばリビングで配置を考えておく家具・家電としては、
⚪︎エアコン
⚪︎テレビ(DVD.チューナー.ゲーム機)
⚪︎固定電話
⚪︎パソコン、周辺機器、ルーター
⚪︎扇風機やファンヒーター
⚪︎空気清浄機や除湿機
⚪︎掃除機
などがあります。

コンセントは2帖につき2口以上のものが1か所あれば十分だと言われていますが、
テレビ周り、パソコン周りには多くのコンセントが必要です。
ソファーが電動でリクライニングする、ダイニングでホットプレートを使用するなどの場合は、
床面に取り付けるフロアコンセントも便利です。
実際に暮らし始めてから、リビングでコンセントが足りなくなる「こんなものもあったのか!」
という予想外の例としては、モバイルバッテリー、ポケットWi-Fi、Bluetoothスピーカーなどがあります。
家族が一人1台ずつ持っているもので、充電に数時間かかるものは、その間コンセントを
占領することになりますよね。プラグの形状もさまざまで、同時に挿せないこともあるので
しっかり考えて設置しましょう。

廊下や屋外にはコンセントを設置してあるのに、玄関には忘れてしまって不便になることがあります。
ウォークインクローゼットやシューズインクローゼット(シューズクローク)内のコンセントも
掃除や除湿のために使うことがあるので、設置した方が良いでしょう。家中の収納スペース内に
それぞれ一つはあった方が便利ですよ!!


・コンセントは隠すものではない
一般的な住宅では床から25㎝程度のコンセントが多くなっていますが、実際に使いやすい高さかというと
そうでもありません。あまり目につかないようにと低い位置に設置してしまいがちなのです。
確かに、リビングの壁40〜50㎝くらいの高さにたくさんコンセントがあったら
目立ちすぎると感じるかもしれません。しかし、低い位置にあると不便なものもあり、スマホの充電
などは、少し高めのところにコンセントがあった方が便利です。

また、家具や家電の後ろ側で長期間プラグを差しっぱなしにしていると、プラグ周りに埃が溜まって
火災の原因になることもあります。コンセントは「隠す」と考えず、ラクに抜き差しができて
常にホコリを払えるようにしましょう。

住宅における配線計画は、失敗が多い部分です。
素人にはわからないことが多いので、電気図面の打ち合わせの時に電気工事士さんに
相談してみるのも良いでしょう。配線工事の日に立ち会えば、実際の現場で最終確認できます。
天井や壁ができる前であれば、コンセントの増設費用はそれほど高額ではないので、
コンセントの配置や数に不安がある場合は立ち会うことをおすすめします!

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