カテゴリ:不動産コラム / 投稿日付:2025/03/27 10:00
・場所に応じて床材を選ぶ
キッチンや洗面室、脱衣室のように水はねや湿気が多い場所の床材選びを間違えると、
使い勝手が悪かったり、劣化が進みやすくなったりするので注意が必要です。
リビングとダイニングが無垢材の場合、キッチンはどうしようかと考える人は多いでしょう。
常に水はね、油はねをする場所、生ごみの多い場所に無垢材は大丈夫かという心配です。
無垢材は水や湿気に弱く、隙間にゴミが入り込みやすいことは前述しました。
キッチンにはおススメしませんが、キッチンがオープンになっていると、床の素材が不自然に
切り替わっていたらカッコ悪いと思って無垢材にすることが多いでしょう。
そうなると、「無垢材であることが気になって、のびのびと調理できない!」と後悔する人も
いるようです。油を使用するときには、必ず新聞紙を敷いているという人もいます。
キッチンマットを敷く方法が一番手っ取り早いと思いますが、敷きっぱなしにしておくと
カビが生えやすいので注意が必要です。
脱衣所や洗面所は、日常的に水はねが避けられないところです。お風呂上がりには体を拭き、
歯磨きや洗顔をするところなので、気をつけていても水はねしてしまいます。
水回りには、水がはねても掃除がしやすくて湿気に強い床材を選ぶと良いでしょう。
水に強い床材といえば、クッションフロアやフロアタイルがあります。
「クッションフロア」は、お手頃な価格で劣化した際の張り替えが気軽にできる床材です。
「フロアタイル」は、土足にも対応できるほど傷に強い特性があり、クッションフロアに比べて
高級感があるという点ではおすすめですが、素足には冷たく感じます。
どちらも一長一短がありますね。
脱衣所や洗面所は来客に見られる機会はほとんどない場所なので、掃除がしやすく、
使い勝手のよい素材を選ぶのが一番です。
トイレも水はねが気になる場所ですが、来客者も使うことを考えると、廊下の床材とのギャップや
安っぽさが目立つ床材は避けたいと思いますよね。
トイレは素足で入ることはないので、フロアタイルが良いでしょう。
・寝室や子供部屋は「カーペット」を活用する
最近では、居室はすべてフローリングの住宅が増えています。掃除が楽でホコリっぽくならない
というメリットがありますが、寝室に一番適しているのは「カーペット」です。その理由としては、
⚪︎冷えびえしない
⚪︎防音効果がある
といったことがあげられます。カーペットには、なんとなく静かで落ち着いたイメージがありませんか?
カーペットはホコリを吸収するので掃除が大変で湿気も心配ですが、フローリングよりも空間に
ホコリが舞うことはありません。
子供部屋もフローリングがほとんどだと思いますが、学習机の椅子が動くところを中心に、
カーペットのスペースを作ってあげるのも良いですね。