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事例15

同じ物件を販売するのにもその時の担当者によって「売り方」がだいぶ違います。

特にそれが如実に出るのが「再売」と言われるもの。

不動産物件を購入後、自分が思って
いたものとは少し違った。
購入はしたがほとんど使わなくなってしまった等の理由で

再度購入したところと同じ不動産会社で売却を依頼することにした、といった場合の

案件をよく耳にします。

不動産は「永住するか」「別荘にするか」に
大別されますが
別荘として不動産を購入し、あまり使わなくなったから再度売却をするケースで

大切なことを説明していきます。

ある不動産会社の担当者から別荘を購入後、最初は使用していたがすぐに使用しなくなってしまった。

管理費を毎月支払っていたのでもったいないと思い、使用してからわずか半年で売りに出すことに。

当然購入したときの不動産会社に売却依頼をお願いすることにした。

ところが購入した時の担当者Aはすでに退職していたため、他の担当者に依頼はせず
退職したその
担当者Aに直接連絡を取って売却の依頼をしたところ
「販売の強い会社を紹介する」と言われ購入
時とは別の会社に依頼することにした。
しかし、新しい担当となった担当者Bは最初だけ「直ぐに売れます」と言って

いたが月日が経ってもなかなか売れない。

しかも程なくしてその担当者Bからはほとんど連絡もこなくなり。
こちらから連絡を取っても
返ってくる言葉は
「ここの別荘はなかなか売れないんです」「経済状況がよくなくて」等。

それでも辛抱強く待っていたが毎月の管理費だけは黙っていても引き落とされていくので

とうとう黙っていられず自ら不動産会社を探して改めて売却の依頼をした。

その会社の担当者Cから、「ここの別荘は売れません。おそらく販売価格を大幅に改めないと

売れないでしょう」との答えが。
しかも所有権を持っている間は管理費や修繕積立の支払い義務が
発生しているので
払わないわけにはいかない。
どういうことなのかと担当者Cに聞くと
購入したときとはだいぶ状況が違っていた。

どのような状況かというと、管理している管理会社が債務整理となり、修繕積立金のプール金が

ほとんどなくなり、他の区画の別荘所有者も同じように売りに出していた。

管理会社は他の会社に変更となり管理費と修繕積立金はそのまま引き落としが続いていくので

修繕積立金をほとんどゼロからの積立ということもあり、皆が売却して手放したいと思うのは必然。


購入した時の担当者Aにこのことを話しても退職しており、「よくわからない」との答え。

では管理会社が債務整理に入るような状況だったのは知っていたのかと聞くと
「なんとなく上司から
聞いていた。
しかし確定していたわけではないのでその時は問題なし。ということで売っていた」


なんともやりきれない気持ちを持ちながらどうしても手放したい、と担当者Cに相談したら

その担当者が所属する会社が購入してもいい。との返事があったので藁をも掴む気持ちで

買取をお願いした。
価格は買った時の10分の1になってしまったが
使わないものにお金を取られる
よりはまだまし、という方が大きい。

結果的に担当者A、とそのAから紹介を受けた担当者Bは
ことの詳細を知っていたため
他には売れないと判断していたので当然この別荘を売る気
はなく
売却依頼は受けたが商品の一部としか考えていなかった。

売却をするのは売主ですが、実際に動くのはその不動産会社の担当者なのです。

その担当者に誠意がなければ当然物件は売れない。
売主側も売却する不動産会社をよく
見極め、購入するときも後々のことまで考えて
購入することをお勧めしたい。

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